【薬の飲み方(2)】
 - 薬をお茶やお酒で飲んでもいいですか?? -

 薬を飲むときには、十分な水を飲むことが大切です。コップ1杯分は飲んでおいたほうがよいでしょう。少量の水で飲むと、薬が食道に引っかかる恐れがあります。解熱鎮痛剤などでは、食道の粘膜がただれることがあります。また、十分な水によって胃の中で速く薬が溶け、腸へ速く運ばれ吸収もそれだけ速くなります。
 水ではなくお茶で薬を飲むのは、どうでしょうか。貧血の治療に使われている鉄剤はお茶の中のタンニンと結びついて吸収されにくくなるといわれています。その他、痛風の治療薬であるアロプリノールという薬は、お茶のカフェインによって効果が弱くなることが知られています。しかし、これらの薬は長期にわたり連日服用することが必要ですし、血液検査で効果を確認できますので、あまり神経質にならず、飲み忘れるよりも、お茶であっても飲むほうを勧めます。
 では、アルコールで薬を飲むのはどうでしょうか。薬によっては問題があります。例えば、抗生物質の中にはアルコールの作用を強めるものがあります。糖尿病の治療中では低血糖を起こしやすくすることもあります。睡眠薬や精神安定剤、鎮痛剤などは中枢神経を抑える働きがありますので、アルコールと一緒になって、もうろう状態となったり、最悪の場合意識を失うこともあります。
 牛乳で飲むと問題になるものに、抗生物質の一種であるテトラサイクリンがあります。またジュースで飲むと効果が落ちる薬もあります。逆に血圧を下げる薬の中には、グレープフルーツジュースと一緒に飲むと効き過ぎるものもあります。
 結局、水や白湯で飲むのが一番無難ということになります。