【とびひ】

 とびひは正式名称は「伝染性膿痂疹」という病名で、学校保健法では学校伝染病第三種、その他の伝染病に指定されている伝染病です。
 この病気は、黄色ブドウ球菌という細菌による皮膚表面の化膿です。この黄色ブドウ球菌が、表皮剥脱毒素(エクソフォリアチン)という水ブクレを作る毒素を持っています。この毒素により、水ブクレができ、その水ブクレがやぶれてやがてカサブタとなります。その水ブクレやカサブタをひっかいたりして、黄色ブドウ球菌をほかの部位につけ、その菌がついた部位に水ぶくれができるということを繰り返し、とびひは拡がっていきます。あたかも飛び火するように拡がっていく姿より、とびひと一般的に呼ばれています。
 大人は、この水ブクレを作る毒素に抵抗性を持っているためにとびひになりにくく、晋通、6歳以下の子供が6月より9月の高温多湿の季節にかかります。アトピー性皮膚炎などの湿疹や虫刺されをひっかいてとびひになることが多いようです。
 とびひは、皮膚の表面の化膿ですから、抗生物質の内服や外用にて治療します。また、他の子供にも感染する可能性がありますので、症状がひどいときは、幼稚園や保育園は休園させたほうが良いでしょうが、伝染病といっても、この病気の場合は、すべての子供全員を欠席扱いにする必要はなく、非出席停止扱いの疾患となっています。詳しくかかりつけ医にご相談ください。